カニは不思議な生物で、姿形も個性的で生体そのものがアートに感じられます。この『カニ』をモチーフにシリーズ化をし描き始めました。
ヤシガニはヤドカリの仲間です。幼体時はカタツムリの殻を纏い成長に伴い巨大化した時ヤシの実を使用する事も有るそうです。ヤシガニ達にも個性があり、個体毎に色差がありとてもカラフルで美しい生物です。
制作ではカニ側面の色の層をかねています。
こちらの作品もあらゆる角度から楽しみ、照明の角度で影と共に楽しむ事が出来ます。身体の質感を表現するため様々の研究をし、今回の形にしあがりました。是非実物をご覧下さい。とても迫力が有り見応えが有ります。
■蟹の縁起物としての由来:古来より蟹は水陸両棲という特性から生態的に不思議な力があると思われていました。
また、卵を抱いて育てたりする事で「子育て」。脱皮を繰り返す事で「生まれ変わり」。
茹でると赤くなり日本では目出たいとされる色に変化します。昔から赤は勝利や厄よけの意味がありました。両手がVサインをしている様にも見え、甲羅は中国由来ですが「合格の象徴」ともされています。美味しく食べられるカニは食べる事で金運アップの縁起物とも言われています。
▶︎title:Coconut crab(ヤシガニ)◀︎
・size:227×158㎜_SM
・Crab series + engimono series
・Semi 3D Color painting (半立体色彩画_よしかづ画法)
・Material: Acrylic on wood canvas
・works:sep.2019