▶︎コンセプト◀︎
ラオインという巨大な野良猫はイメージ通り強き存在であり優雅な象徴です。
ゆっくりと大地を歩く姿を描いています。それは堂々と我が道を行く勇ましい姿。
猪突猛進にも近い「前進」を意味します。
作品の風合いは少し年代物っぽく感じれるように描いています。
背景の複数色の重なりは時が「重なり合う時系列とその空気感(現在から未来へ前進している様子)」を表現しています。
■作品仕様■
近年、好んでライオンを描いています。
主人公ライオン本体では3~5層の色の塗り重ねをし、部位ごとに立体感も演出しております。
色合いはマカオで観た古い建物から考えが膨らみ、柔らかいパステルカラーのイメージが生まれました。 背景はシルバーパールの上に優しいブルーをクラッキングさしています。写真ではわかりにくいですが光がクラッキングの隙間から見えるシルバーパールに淡く反射しています。
様々な角度からご覧ください。
↓こちらの画像は尾の方向から顔にかけて光の方向になっており、陰影が良く解り立体的です。
サイズ:530x455mm_10F
素 材:板キャンバス・アクリル絵具
制作年:2018年12月
▪️Yoshikazoo(動物)シリーズの共通する制作コンセプト▪️
当たり前の色を、当たり前でなく描く事による「感覚的常識の覆し」を根本的に考え描いています。
「常識」というのは今回の場合だと「自然な状態」を意味します。
「覆し」とは常識にとらわれず、多面的に「モノを感じ取る」思考の広がりです。
そして、色彩による「視覚への刺激」にも重点を置きます。
独自の技法による半立体的作品。
「観る角度、照明の角度、影の角度」で表情に変化があります。あらゆる方向からお楽しみ下さい。