▶︎コンセプト◀︎
イメージ的に集団の中にいる一羽を切り抜いた作品。
この集団の中に単身で「立つ」。
この「立つ」というニアンスは様々な解釈と意味が有るように、
そのさまざまな意味を意識しています。
多くのペンギンは極寒の過酷な環境で多くの天敵の中で暮らしています。
この環境を「人」に置き換えるとなんてタフで強いのだろうと考えさせられます。
多面性で見て感じれる「ペンギン」を選び描きました。
■作品仕様■
瞳に潤いを。少しグロスで描き表情を豊かにしています。
手羽は体より膨らめせているので、より立体的にご覧に慣れます。
同様に、クチバシも立体的で口が開きそうな雰囲気です。
背景は淡いパールの上に発色の良いピンクにてクラッキング。
寒い土地に住むペンギンのイメージと逆の色使いで印象的に仕上げています。
キャンバスは縁のエッジ部分を削り田舎っぽさを出しています。
やはりこの作品も強弱ある色彩は写真では捉え切れません。
機会があれば、ぜひ実物をご覧ください。
せっかくの緑のペンギン。
コタツに入って緑茶を飲む様な感覚で愛でていただければ幸いです。
・サイズ:227×158㎜_SM
・素 材:板キャンバス/アクリル絵の具
・制作年:2018年7月
▪️Yoshikazoo(動物)シリーズの共通する制作コンセプト▪️
当たり前の色を、当たり前でなく描く事による「感覚的常識の覆し」を根本的に考え描いています。
「常識」というのは今回の場合だと「自然な状態」を意味します。
「覆し」とは常識にとらわれず、多面的に「モノを感じ取る」思考の広がりです。
そして、色彩による「視覚への刺激」にも重点を置きます。
独自の技法による半立体的作品。
「観る角度、照明の角度、影の角度」で表情に変化があります。あらゆる方向からお楽しみ下さい。